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文法解説



副詞句は文末が無難

2010年11月03日

 HallNisbettなど日本文化を論じる社会科学者に指摘されるように日本人は行動するに当たって周囲に注意を払い、「時と場合による」「場を弁える」などの表現が好きです。この文脈依存主義的なところは、日本語の文章の構造に表されています。日本語の文章は、時間・場所・やり方などの副詞句から始まることが多いです。


 「副詞」といえば「よく」「早く」「徹底的に」と「く」や「的に」で終わる日本語の単語や「slowly」などの「ly」で終わる英単語という狭義の副詞ですが、「今日」「ここで」などの時間と場所を言う文言も副詞句です。

 日本語なら、副詞句から文をはじめるのが極めて自然
今朝自宅で宿題を採点しました。
日曜日はアルバイトが忙しいです。


 英語では副詞から始まることができますが、副詞から始まると、日本語よりもそれを強調することになります。そこで、とりわけ強調するつもりはなければ
This morning at home I marked some homework.ではなく、I marked some homework at home this morning。またOn Sunday my part time job is busyではなくMy part time job is busy on Sundayと副詞句を文末に置いた方が無難です。
 例外はalmost, nearly, never, reallyなどの程度の副詞です。これらは、動詞がどれだけ実行されたかを意味し、動詞が実行されなかったことも伝える副詞ですので、動詞の直前に起きます。
 しかし、原則として、副詞句(時間・場所・狭義の副詞であるやり方)は文末が無難です。

Posted by timtak at 11:46 | Comments (0) | 永遠リンク

MenuとDishよりfood

2010年11月02日

学生はよくmenuやdishを食べ物の比ゆとして使います。しかし、比ゆ的な表現の法要は難しいです。踏み違えば、比ゆ的な意味での「食べ物」という意味にならず、本来の「(紙でできる)メニュー」・「(焼き物の)皿」という意味になってしまうことがあります。

メニューはお店が提供する食べ物の一連の選択肢(セレクション)です。しかし、「選択肢」を食べることができません。
例えば
 I can eat the menu of the restaurant at a 40% discount. とは「私はレストランで提供されている(紙媒体の)メニューを40%割引で食べることができます。」いくら安くても食べるのがまずそうです。
この場合、どうしてもmenuを使いたいのであれば、
I can eat all the items on the menu of restaurant at a 40% discount.
しかし、I can eat all the food at a 40% discount.と比ゆてきな表現ではなく、食べ物をfoodと読んだほうがよいです。学生はなぜかfoodを避けます。
 またI serve dishes to the customersというと、「私は(焼き物である)皿をお客さんに提供しています」。お客はがっかりしないのか?食べたいのに。。。dishesはいつか使えるかいつ使えないかわかりませんが、ほとんどの場合foodでよいと思います。
I server food to the customers.は「客に食べ物を提供しています。」

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主語変換動詞・姿勢動詞・TOEIC PART Tと意志

2010年10月30日

 TOEIC®のPARTTの写真の部では、日本人を惑わす注意点が2つあります。

1)日本語のいわゆる(主語が何かの変換を被っていることを意味する)主語変換動詞は、現在進行形は、写真で表せる動作が終わった直後の静止状態を表します。これらの動詞の現在進行形は、英語で動作が行われつつあることを意味します。例えば「太っている」≠fattening「落ちていている」≠falling「入っている」≠entering「渡っている」≠crossing「止まっている」≠「stopping」など。これらの「ている」動詞は、動作が終わった状態を言うことが多いからです。「彼らは道路を渡っている」というのは、多くの場合、彼らは道路を割って向こうの歩道まで到着しているという意味ですが、英語の「They are crossing the road」は彼らは道路の真ん中で向こう側に向かって歩いているという状態を表します。これらの動詞は、不正解の選択肢に使われることが多いです。


2)静止写真から、被写体が動いていることが解釈できる動作がたくさんあります。食べ物がいっぱい乗っているレストランのテーブルで座ってナイフとフォークを持っていて、口を開いている人間が写真に写っていれば、「they are eating」と解釈できるでしょう。同様に迎えあって、ジェスチャーしていれば「they are speaking」と解釈でいる場合はあります。しかし、客観性がないからか、解釈を求めるような正解が少ないと思います。しかし、英語でも現在進行形「ing」でも、静止状態を表す動詞があります。これらの多くは私の造語「姿勢動詞」(posture verbs?)なぜなら、主語の身体がどのような姿勢になっているかを表します。例えばstanding立っている, sitting座っている, bending over屈んでいる, leaning over, leaning on寄りかかっている, slouching行儀悪く立っている, riding乗っている。これらの英語の動詞は、「現在進行形」なのに、静止状態を表す。
 その理由は、境界線の動詞を見て分かるような気がします。例えば、これらの動詞は必ずしも現在進行形で使わなければならないというわけではありません。standもstandingも何か立っている状態を表せます。
1)A clock stands in the hall.
2)A clock is standing in the hall.
3)A man stands in the hall.
4)A man in standing in the hall.
無生物の場合、あまり差はありませんが、standがstandingより多く使われているようで、適切だと思います。一方では、男となると、(4)standingが適切だと思います。そこで、もしかしたら、これらの姿勢動詞は静止状態でも現在進行形になっているのは、主語が人間でありましたら、意思を継続して使わないとその状態で保たれません。つまり継続的に行われているのは意志と考えられるかもしれません。そのように考えると、thinking, feeling, hurtingと同じように、状態動詞ではなく、精神的な活動動詞の分類に入っていると考えられますが、例外的に「sleeping」は意志も必要ありません。いずれにせよ、姿勢動詞はTOEIC®のPART Tの正解選択肢に使われることが多いです。

Posted by timtak at 14:08 | Comments (0) | 永遠リンク

I do a job NOT I work a job.

2010年10月27日

 「仕事を働く」とは日本語で言えるようですが、Googleでは「仕事をする」という言い方の方が10倍ぐらい多く使用されています。また、英語でも"I work a job"という言い方はインターネットで使われていますが、"I do a job」という文言が「I work a job」より10倍ぐらい多く使用されています。「I do a job」を薦めします。「I work a part time job」は「私は機械を操作しているように、アルバイトを操っています」という風に聞こえます。例えば"I needed money desperately, so I worked that part time job like there was no tomorrow, stealing office stationery, and even money from the till." (お金欲しさから、事務用品もレジのお金も盗んで、あのアルバイトのを利用してしまいました。」また、イギリスの犯罪者の隠語では、jobはbank job(銀行強盗)などの犯罪行為そのものを意味します。そこで、"He is doing a job right now, tunneling under a bank."(彼は、銀行の下にトンネルを彫って、今も"仕事"(悪)を働いている”というのも文法的に問題ありません。
 しかし、イギリス人の私にとっては、「(私は)バイトをする」は「I do a part time job」と言ったほうがよいように思います。
 

Posted by timtak at 19:05 | Comments (1) | 永遠リンク

句読点とスペース

2010年10月26日

 学生の作文でのよくある間違いの一つとして、句読点の前後にあるスペースの打ち方のルールが問題になります。
基本規則は
1)句読点の前にはスペースを打ちませんが、句読点の後にスペースを打ちます。95%の場合、句読点の後にスペースというルーツを応用すればよいです。
しかし例外は少なくとも2つあります。(他に思いついたら紹介します。)
2)囲む句読点の開き、例えば「(」・「"」・「[」は逆に、前にスペースがあって、後にありません。
3)句読点が連続する場合は、句読点の間にはスペースがありません。

I am typing at my fast, white computer (a pentium machine), but I would
rather be reading (or writing) a book.
「,」(二つ)や最後の「)」は、基本規則に従って、前にスペースがなく、後にスペースがある。しかし、「(」はその逆です。そして、「),」というところでは、通常なら最初の「)」の後にスペースが来るはずですが、次に「,」が続きますので、「)」の後にはスペースを打ちません。

Posted by timtak at 12:52 | Comments (0) | 永遠リンク

英語に通じる女性の名前

2010年03月09日

以前、英語と日本語に通じる男の名前について書きましたが、今年の5月に女の子が生まれる予定ですので、英語でも日本語でも名前として認識される女の名前を探しています。


Lisaリサ。日本語と英語がほぼそくりです。LisaはElizabethの略です。後者は神様の誓約という意味だそうです。「りいさ」も考えられます。
Erica エリカ。元気のある名前で、男性のErickという名前の女性版ですので、男の子っぽい。
Sahra セイラ・せら(sarahは通常セイラと日本語にされますが、私の発音では「セラ」でもSarahに近いです)。Sarahの意味は姫様だそうですが、人気のある可愛い名前だと思います。しかし、「ら」は特に漢字が見つけにくいです。
Naomi なおみ。Sarahと同様Naomiは旧約聖書にも登場する伝統のある名前です。ネオミと発音する人もいますが、私なら日本語の「直美」がNaomiにそっくりです。旧約聖書の登場人物は辛い人生を送って名前を変えましたが、Naomiの意味は「楽しい」・「快楽」だそうです。
Nana なな。英語圏ではそれほど知らされていませんが、東ヨーロッパでは女性の名前として、アフリカでは男性の名前として使われています。英語だと、Nanaはおばあさんという意味もありますので、たしょう可愛いそうですが、あきらかに女性の名前と聞こえてきます。
Maria マリア。発音が同じですが、聖母との関連が高く感じますので避けたいです。カトリック諸国のMaryですが、英語圏でもMariaがいます。
May めい。Mayはギリシア・ローマの女神で、5月の語源です。Mayという名前は最近あまり耳にしませんが、れっきとした女性の名前です。MaryやMargaretも場合には「May」と省略されることがあります。今はめいが第一候補ですが、漢字がみつかりません。「芽生」という歌手がいるようですが、子供を植物(芽)とは呼びたくありません。光関連の名前が好きですから、「明」は考えられますが、ずっと男の「あきら」と間違いされますし、精確が明るくなければ辛いですね。(同様に名前に「美」という字を使うのは大きなかけだと思います。)
Kay (K) けい。名前というより、KatherineやKarenの略として頭文字Kで呼ぶこともあります。蛍は虫ですので、あまり女性につけたくありませんが、fireflyは光るものでロマンがあります。
Hanna はな。旧約聖書からの伝統的で綺麗な名前ですが、友人の息子の名前ですからちょっと。
Amy えいみ。発音はそっくりです。愛されという意味でしょう。少し弱めな名前です。ひらがななら、武本との姓名判断はよいです。


日本語では多少変な名前が英語では通じるには
Ruby るび。珍しい名前です。あまりお奨めできません。
Chelle シエル。Michelleの略。紫絵瑠や史恵留という名前はあるそうです。
Karen かれん。Katherineから発生した名前で昔(1960年代)は非常に人気がありました。
Karyn かりん。
Lynne りん。
Chris クリス。通常は男性の名前ですが、Crystal・Chrissy/Chrissieの略として、女性の名前にもなれます。
Leah りあ。Leahは弱弱しいという意味の旧約聖書に登場する名前で、マイナーですが、アメリカにはけっこういるようです。
Leanne りあん。幼稚園で好きだった女の子の名前です。
Julie じゅりとJulia じゅりあ。両方とても人気のある英語の名前で、樹里ならいじめられないでしょう。
June じゅん。発音は同じではありませんが、似てはいます。名前らしいです。英語でもJunは男でも女性でも名前として意識されると思いますが、個人的な意見です。
Lee りい。男性にも使える名前です。
Leonah りおな。ライオンや雷という意味もLeo・Leonの女性版の名前。映画が好きですから考えられますが。。
Liz りず。日本語の名前としては変ですね。
Lilly りり。花の名前。従姉妹の名前でさけたいです。
Linda りんだ。Linda Macartney.
EveやEva いぶ・いば。最初の女性。しかしVとば列の発音は違いますね。
Sheena しいな。なんだかお奨めできない名前ですが、日本語でありならば発音は同じです。
Sheela しいら。オーストラリアでは女性を意味するSheilaですので、品格にかけるとも考えられます(Shielaと呼ばれている女性にお詫び)。
Kate けいと。日本語にはあるそうですが、「花糸」?可哀想
Keihley/Kaylee/CayLee他 けいり。渓李。武本との姓名判断がよいようです。
英語でも珍しい名前
Coco ここ。
Kiki きき。英語では非常に珍しいです。

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スピーキングのために、関係代名詞thatのお薦め

2009年10月29日

 外国語の語彙は難しい。特に漢字などによる合理的的な語彙体制のない英語を話そうと思えば、いつもいつも単語を探そうとしている自分にお気づきでしょう。思い出せなかったり、最初から専門的過ぎて習っていなかったり、果てに英語に存在しない単語を探そうとしても切がありません。英語が流暢に話せるようになるのに、最初からぴったりの単語を探そうとする努力をあきらめなければならないと思います。
 もっている英語の単語を使いこなすことがもっとも重要な課題です。そこで、修飾することが大切なスキルになります。たとえば「大根を買いたい」と言いたいが、「大根」という言葉が英語でどういえばよいか分からない場合では、「I want to buy a vegetable that looks like a big white carrot」(大きくて白いニンジンに見える野菜を買いたいです), 「I want to buy a vegetable that we eat raw with fish」(生で魚と一緒に食べる野菜を買いたいです),「i want to buy a vegetable that is about 30 cms long and round, that we eat in winter, that we eat in Japanese style stews」(我々が日本のシチューで食べる、我々が冬に食べる、長さ30センチぐらいあって丸い)野菜を買いたいですというような文章を言わなければなりません。赤い文字は修飾区です。
 日本語だと、修飾区はそもまま名詞の前に置けば済みます。英語だと、@修飾は名詞の後に置きます。A名詞と修飾区の間に関係代名詞を使うことが一般的です。
  修飾区の位置を逆転するたけでも頭がいっぱいになってつらいと思いますが、関係代名詞も悩まされると、さすが修飾区を使うのをやめてぴったりの単語を探したくなることがわかります。
 そこで、関係代名詞のthatの汎用をお奨めします。実は「which」「that」「where」「who」「whom」「whose」という代名詞があり、厳密に言えば使うところがそれぞれ限定していますが、めったに使わないwhose以外に、thatを使っても通じないことはありません。
@The man that I met was called Jim.
AThe town that I was born, is a great town.
@は正しくはwhoを使うべきで、Aはwhereを使っているはずですが、ネイティブでも砕けてthatを汎用することがあります。その証明としてthe man that I metをグーグルと830万ヒットがあります。
 ぴったりの単語を探すのをやめて、thatプラス修飾区された一般名詞を使って自分のもっている言語を使いこなしましょう。 

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Low below under underneath beneath

2007年06月12日

low under underneath beneath below sub
英語には「下に」を意味する単語が多いです。「sub」・「neath」・「nether」もありますが、「Lower (than)」 「below」 「under」 「underneath」 「beneath」がもっとよく使用されています。さて、これらの違いはいかに。まず、すべてはlower thanという高位がより下にある意味を含んでいますが、lower thanはそれだけを表現しています。beで始まるものは(こじつけですが)存在(be)している位置が同じである。そこで、belowは「下にある」意味で、真下です。underで始まるものは、何かの表面に覆われている意味が含まれています。ですから、横に広がりのあるものの下にはunder the table・under the book等が自然です。しかし、neathで終わるものは加えて、中にある・中に含まれている意味も含まれています。ですので、underneathは表面の下で中にあるという意味ですので、underneath the blanket毛布やunderneath my clothes服の下に適しています。beneathにはある表面に覆われている意味がなく、上下に広がりのあるもの下のところで中にある意味です。そこで、Beneath the seaがよく見かけます。上の映像とこのワード文章では、それぞれの単語を映像的に説明しています。

Posted by timtak at 15:36 | Comments (0) | 永遠リンク

英語の疑問文の「Do」

2006年10月26日

 英語の疑問文の「do」は不思議なものですね。質問を訊くために、なぜ突然「do」を入れなければならないかと不思議がる学生が少なくありません。この動画で、"Do you eat sushi?"の中の"do"の由来を音声とともに説明しています。このビデオの高画質版は山口大学のEnglish Speakingという科目のオンライン教材として使用されています。









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質問の訊き方

2006年09月22日

asking questions  「か」をつけるだけで質問になる日本語と比べて、英語の疑問文の文法は難しいが、この一枚で大体の質問がらくらく訊ける。疑問文の構造は基本的に《質問語→助動詞→主語→動詞→名詞》(Why do you study English)です。それは、肯定文の基本構造である《主語→助動詞→動詞→名詞》の最初の二つの部分、主語と助動詞を逆にしたものです。なぜ主語と助動詞を逆にするかと訊かれてもわかりませんが、そういうものです。加え、一番多く見られる例外は「What」や「How many/much」を使う場合、「What」は「何」ですので、名詞がその直後に移動する。ダウンロードして質問しまくってください。
  教科書、武本・Christ・Eldrige・Eldred著「English For Students」からの一頁です。

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所有格が所有を表さないとき

2006年09月14日

 時々英語のhis, your, myなどの所有を表す形容詞は、単純に所有を表さないときがあります。例えば
「give me another pack of my smokes」 「私の(?)タバコをもう一箱渡してね」
「If you watch your television, I mean, if you really watch your telivision...」「あなたの(?)テレビを見るなら、つまり、テレビを本気で見るなら...」
「He enjoys his beer, he does」「彼は彼の(?)ビールを好む、本当に」
という表現があります。しかし、ここの所有格は渡してもらう前にそのタバコの箱が「私の」、放送されたテレビ(チャネル?)を「あなた」が持っている、ビルを自分で作っているという意味はありません。この所有格は、習慣性を表していると思います。「私・彼のビール・タバコ」は「私・彼が普段吸っているビール・タバコ」、「あなたのテレビ」は、あなたが習慣的に見ているテレビという意味です。間違わないようにするのにするのには、英語の所有格を文字通り受け止めないことがよいです。
  一方、日本語の「マイ〜」は英語の「my」と異なった意味を持つことがあります。例えば、「マイカーで来られましたか」を「Did you come by my car」と訳さないでね。ここの「マイカー」は自家用車、結局タクシーではい車という意味ですが、タクシーを車と呼ぶことは少ないので、「Did you come by car」あるいは「Did you drive here」という言い方が自然でしょう。

Posted by timtak at 19:11 | Comments (10) | 永遠リンク

未来形のWillの意味

2006年02月03日

英語の2大未来形の違いを教えようとすることがたびたびあります。
I will
I am going to


普通は、これらの違いを後者は以前から決めたこと(そのつもりがある、企画している、その予定)と前者は今きめたことを言うときに使います。
例えばI am going to the cinema this weekend.(今週末映画感に行く予定です)というのは以前から決めたものですので、going toを使いますが、
I know, I’ll go to the cinema this weekend.(分かった。今週末映画館に行こうと思う)

しかし、そのとおり教えていますが、いろんな例外というか、「今決めた」という説明に入らないもの。例えば、自分以外について話している場合
He will be the head honcho of this university one day.
自分についての推測
I will be dead before I am 60.(私は60に成る前にもう死んでいる(しまう)だろう)
そして将来形ではありませんが、
If you smoke you will be dead before you are 50.(タバコを吸ったら50になる前に死ぬでしょう)と(暗い事例ですが)今決めていないことを言います。 

I will be dead..は「推測としてのwill」とか呼ばれているかと思います。後者は仮定法の中のwillといわれます。


しかし、私は例外を例外に重なる文法の説明が嫌いですので、何か「willの将来形」に共通した気持ちがあればと。それを教えることができれば便利です。

自分としてはwillはやっぱり意志のwillと関連していますが、willはどういうことか?

私見ですが、willは意志のように、「したいこと」や「したいことへ仕向ける精神的な努力」とかではなく、willというのはそもそもたんに頭の中の言葉かもしれません。そこで、will+動詞の未来形は、willは言葉の中の未来を表現しています。


つまり、実現性があるかどうかは問題外で、自分の理論の中の将来というか、頭の中の「内言」の中の将来ではないかなぁ。では、Willが使われている例と使われていない例をみて、この会社が会えるかどうかを考えます。

I am going to the theatre next week.は以前決めたことで、ずっと頭の中でそう繰り返しているわけではありません。しかし、親が子供に
No, you are grounded(いやあなたは外出禁止)と言ったら、1人に残された子供は自分に言い聞かせようとして、
I will go to the theatre, I will go the theatreと言っても不思議ではありません。


今決めたことについての発言も一種の発言行動(speech act)で、「I'll call you」という発言はその行動決断そのものです。これは「意志」、意志表現にもっとも近いことで、「自分がしたくて自分が決めたこと」に近いです。しかし重要なのは「したい」という意志の側面ではなく、その発言自体だと思います。例えば。。。


I will be dead before I am 60.という自然な発言は決して自分が意志決定して死を選んでいるわけではありません。まったくその反対です。willはよく意志決定の有無の両極で現れてきます。これは偶然ではありません。なぜなら、重要なのはwillは欲望や心理的な決断という意味の意志ではなく、「言葉の上で」「この言葉のとおり」という意味です。本人の死はまさにそのような将来です。本人の死は、本人にとって言葉の上でしか存在しませんからです。


If you smoke you will be dead before you are 50.もまさに言葉・理論を言っているだけです。50歳になる前に死ぬ人について言及していません。タバコをやめるかもしれません。しかし、ある物語・理論・理屈が正しいと言っているだけです。
第3人者についてのHe will be head of this university(彼は大学にトップになるでしょう)というのも、理論・予言ですので、willを使います。話者の予言ではなくもっと情報があって、彼が大学の学長になることが決まっていて、He is going to be head of this universityを使います。willを使うというのは「私の説では」ということです。


たとえ上述の説明が的中であっても、まだ「言葉のなかの将来」はどういうことは見えてきません。できればほしいのは多くの場合に使える和訳ですが、そのような和訳はあるかな。

もう一つ気になるところは、もし「will」は言葉でしたら、これはただ言葉一般ではなく、*誰か*の言葉です。誰かの頭の中の言葉というか、少なくとも誰かが非常に親密に感じていることばかもしれません。そこで、Willという「言葉の中の将来」、あるいは、「言葉としての将来」を考えると、武士に二言なし」とか「有言実現」とかやたらと男らしい態度、ちょっとやくざチックなほどの態度を創造します。そこで、「このとおり」という表現が少しは似ていると思います。似ていてぜんぜん似ていません。


日本語の「このとおり」の中の「この」は、言葉ではなく、話している本人の姿をさしていると思います。頭をさげて頼むときに言うと、「この」は「頭をさげている本人」だと思います。しかし、我々やくざチック欧米人は自分の姿ではなく、自分の言葉に同一感を持ちますので、「この」をこの言葉と理解していると思います。。。。そこで、 日本人は言葉ではなく、自分の姿に同一感をもつので、変に聞こえるかもしれませんが、下記はどうでしょうか?まったくちんぷんかんぷん?

I'll call you. このとおり、電話します。
I will be dead. このとおり、私は死んでいます。
If you smoke, you will die.タバコをすえば、このとおり君は死にます。
He will be the head honcho of this university. 彼は、このとおり大学の学長になります。

Posted by timtak at 20:21 | Comments (1) | 永遠リンク

The グレート・サスケ

2003年06月27日


日本語にありませんので、冠詞の「the](定冠詞)と「a」(不定冠詞)の使い分けはかなり難しいはずです。「こんな余計なもの!」と思って、英語が嫌いになる前に「the」と「a」の区別のない日本語などのウラル・アルタイ語族は主題を表す「は」と「が」のような違いがあることを忘れないでください。格助詞「は」と「が」の違いは、私のような非日本語話者にとって、「the」と「a」の違いと同様に難しいですよ。また、一対一の関係ではありませんが、「the」の機能は格助詞「は」の機能と共通点があります。「は」も「the」も、それがかかる名詞に下線・びっくり点(!)をつけるかのように、その語を強調する機能があります。

殆どの場合「可算名詞」の単数形の前になんらかの冠詞が必要です。古代英語の「one」=「一個の」から発生した「a」は「複数の中で、ある1つの」という意味を持っています。それに対して、「the」は「複数の中で、ユニークなもの(あるいはグループ)」につけます。さすが、プロレスラー「ザ・グレート・サスケ」が自分の名前に「ザ」(The)をつけています。この使い方も正しくて、「ザ」の意味は、サスケという人は(少なくとも歴史的に)複数いる中で、プロレスのサスケさんは、偉大なる「唯一」のサスケだということです。

そこで、「a]が付けられる名詞(もの、クループ、人物)は「他にもある」が、「the」がつけられる名詞は「*それ*でなきゃならない」ということを念頭に置けながら、下記のルールを読んで、冠詞のミスは少なくなるでしょう。

「the」が付けられるものは、既に話題に上がったりした、相手がわかっている名詞にかかります。
A man came this afternoon.=「今日の午後、(ある)男が来ました。」
The man came this afternooon.=「今日の午後、あの男、ご承知の男、例の男、当の男がきました。」
Theは「例の」「承知の」「あの」「当の」という、「あなたも分かっているやつ」を指し示します。「The」を使うかどうかの最終決定は、「the」を使った文章の最後に「分かるかね?」ともし聞いた場合、相手は「(当然)分かるよ」と答えます。

では、相手はなぜ「(当然)分かる」でしょうか?それには二つの可能性があります。

第一に、その名詞が既に話題になったからです。例えば
Aさん:「What did you think of the English course.」=「英語の講座はどう思ったか。」
Bさん:「Not bad. But the test was really hard.」=「悪くないが、テストが難しかったよ。」
そこで、Bさんが「You know what test I mean?」(私がどのテストを言っているか分かるかい?)Aさんの答えは「Of course I do. The English test」「当然分かるよ。英語講座のテスト」です。

第二に、その名詞が話題にあがっていなくても、それがユニークだから、「それだ」ということは誰だってわかるはずの場合です。
例えば、日本の首相にあった場合
I met a prime minister of Japan.×
I met the prime minister of Japan.○
なぜなら、「どの首相分かる?」という質問に対して、「首相は1つしかないから、当然分かるよ」
そのために「the」は「the sun」(太陽)「the moon」(月)「the enviromenent」(天気)「the weather」(天気)「the sea」(海〜英語の考えでは海が繋がっているからか、固有名詞の海を除く場合、海というものは1つしかない)と自然物につける事が多いです。また、ある国についての話になったら、「the government」「the police」「the economy」「the prime minister」など国には1つしかないようなものは全て「the」が付けられる。

最後に、ザ・グレート・サスケのように、偉大なる事物の名前の前にも、その人がユニークで(皆が分かっているだろうと)「the」がつけられます。
例えば
「I introduce to you *the* one and only, *the* great Sasuke.」=「私は、唯一無二の、(皆が分かっているはずの)ザ・グレート・サスケ」を紹介します。」

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可算・不可算

2003年06月16日

可算(数えられる)名詞は、形があるものです。日本語では、「1本、2本、3本」「1個、2個、3個」「1つ、2つ、3」と数えられる物体が多いですが、どれが「数えられる」ものどれが数えられないものの見分けが難しいです。

不可算名詞
抽象概念―感情など:「love」(愛)「peace」(平和)「justice」(正義)「beauty」(美)「anger」(怒り)「honesty」(正直さ)「truth」(真実)「behavior」(行動)

伝えられる非具体的なもの:news(ニュース)「advice」(アドバイス)「help」(援助)「knowledge」(知)「learning」(知識)「information」(情報)「music」(音楽)「poetry」(詞)「mail」(郵便)
しかし次の名詞は可算:「letter」(手紙)「message」(メッセージ)「speech」(スピーチ)「song」(歌)

食材と建材や科学物質:「miso」(味噌)「salt」(塩)「sugar」(砂糖)「flour」(小麦粉)「water」(水)「gravel」(砂利)「sand」(砂)「coffee」(珈琲)「tea」(お茶の葉っぱ) 「air」(空気)「oxygen」(酸素)acid(酸)

固体もあるが、全体を示す語:furniture(家具)「luggage」(荷物)「clothes/clothing」(衣類)「equipment」(装置・機材)「machinery」(機械・機材)「jewelry」(宝石)「money」(お金)「currency」(通貨)「cash」(現金)「goods/merchandise」(商品)「nature」(自然)「greenery」(緑としての自然)
だが、「furniture」(家具)は不加算である一方、「table」「chair」「desk」などは可算名詞です。
同様に「nature」は不加算ですが、「cloud(s)」(雲)「plant(s)」(植物)「bush(s)」(繁み)「tree(s)」(木)はずべて可算名詞です。
「たくさん」を言うために可算名詞の前にはmany、不可算名詞の前には「a lot of」と言います。

このように
There are many chairs(複数形可算名詞) in this room.
There is a lot of furniture (不可算名詞)in this room.
I have many messages(複数形可算名詞).
I have a lot of money(不可算名詞).

注意
1) Manyの後に必ず「s」のついた可算名詞が来る。

2)日本人はよく「I have much money」など、不可算名詞の前の「たくさん」を「much」と英訳するが、残念ながら、「much」はたしかに不可算名詞の前に起きますが、主に、否定文に使います。不加算名詞の前の「たくさん」は「a lot of」などといいます。
I have much money × → I have a lot of money.
I don’t have much money ○ 「かねはあまりもっていない。」
Do you have much money △ → Do you have a lot of money
「much」は副詞としては「大いに」のような意味で使用されることがありますThank you very much.

4)不可算名詞の量を示すために「a...of」の表現がよく用いられます。

「a cup of milk/coffee/sugar/salt/water」(ミルク・コーヒー・砂糖・塩・水一杯)
「a kilo of flour/rice」(小麦粉・米一キロ)
「two cups of milk/coffee」(ミルク・コーヒー2杯)
「two spoonfuls of salt」(塩2さじ)
「a bucket of gravel」(砂利1バケツ)
「a packet of information」(情報1パケット)
このようないい方は実に多いです。このページを参照

しかし、日本語の名詞は全て不可算名詞のようなものですから、英語では形のあるものとして見られる「book」「本」や「ジョッキに入ったbeer」(ビール)は数量を示す「一冊」「一杯」などの数え方を使わなければなりません。ものの数え方は日本語にせよ英語にせよ難しいようです。

5)「some」は不可算名詞の前で「いくらか」、可算名詞の前には「いくつか」という意味を持ち、可も不可も両方の前に使います。

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間接目的語の「助詞」

2003年06月03日

「日本語にも英語にも「to」「for」「with」のような「助詞」があります。英文法の本では、英文の「助詞」が「前置詞」と呼ばれていますが、「to」「for」「with」などは、「は」「が」「を」「に」「と」などのほぼ同じような機能を持っていますので、「助詞」と呼びましょう。

英語の助詞と日本語の助詞には、意味的にぴったり重ならないだけではなく、文法的にも違いは二つあります。

1)英語の助詞はそれがかかる単語の前に置かれます。この違いは厄介ですが、例外はありませんので、慣れればそう難しくありません。

2)より大きな問題は、和文においてそれぞれの語の役割は全て助詞によって示されているが、英文の場合、助詞のない単語もあり、これらは文中の順番によって役割が決まってきます。

(2)の例としてもっとも目につくのは、「は」「が」「を」に当たる英語の助詞がありません。どの言葉が主語とどの言葉が目的語が英語の順番によって示されます。

主語  動詞  目的語
 I   eat   rice

このような簡単な文書なら、英文でも、どれが主語、どれが目的語を見分けることはそう難しくないです。

しかし、give(上げる・与える)、send(送る)、warn(警告する)、buy(買う)など、直接目的語(何かを)と間接目的語(誰か{のため}に)をとる動詞となると、文中の各語の役割がもう少し複雑になります。

上述したように日本語だと、どの言葉が間接目的語、どの言葉が直接目的語は助詞で分かり、順番があまり意味に影響しません。例えば

「女王は男にトラを与えました」 (主語 間接目的語+助詞 直接目的語+助詞 動詞) 
というのと、

「女王はトラを男に与えました」 (主語 間接目的語+助詞 直接目的語+助詞 動詞) 
とはほぼ同じ意味ですが、

英語の場合

「The queen gave a man a tiger(ペット?)」(主語  動詞 間接目的語 直接目的語)と

「The queen gave a tiger a man(餌!)」 (主語 動詞 間接目的語 直接目的語)とは

「lion」と「woman」には助詞がなく、その役割が文中の順番によって決まっていますから、lionとmanの順番を逆転すれば、文の意味が多きく異なっています!

さらに、英文において、間接・直接目的語の順番が逆転*可能*です。英文の中でも、間接目的語に助詞をつければ、順番を逆転できます。例えば、上の基本順番:

主語  動詞 間接目的語 直接目的語
The queen gave the man   a tiger

において、manとlionの役割は順番によって決まって助詞が不要ですが、間接目的語と直接目的語の順番を逆にすれば、助詞が必要になります。

主語   動詞  直接目的語   助詞   間接目的語
The queen gave    a tiger      to     a man

要約しますと、

1)間接目的語は動詞のそばに置く場合、助詞が不要です。

2)間接目的語を直接目的語の後に置けば、助詞が必要になります。

3)間接目的にどの助詞がつくかというと、「to」と「for」が多いですが、
「for」は「のために」のような意味を表すことが多いです。
She bought the hat for him.
「to」は物やコミュニケーションの空間的移動を示す「に」に近い意味を表します。
He sent the flowers to her. She gave the book to me. I read a book to my son.
「at」は目標を示すことあります。日本語の「に」で表します。
I pointed the gun at him. He aimed the missile at the tank.
「for」(稀・古語)目標
He steered the ship for shore.

英語の助詞についてののルールがそれほどありませんので、動詞を覚える度にがそれがどの助詞をとるかを、例文を使って一緒に覚えてみてください。

Posted by timtak at 22:22 | Comments (0) | 永遠リンク

「現在形」を「習慣形」に改名

2003年06月02日

辞書に出てくる英語動詞のもっとも一般的な用法を表すためには、英語の「現在形」は反復して行う習慣を表しますので、これから「現在形」を「習慣形」と呼びましょう。
 
 辞書に載っている英語の動詞は、「eat」, 「speak」, 「walk」, 「sing」と「現在形」で表示されているように、日本語の動詞も「食べる」「話す」「歩く」「歌う」と「現在形」で表示されていますが、英語の現在形と日本語の現在形が表す意味が大きく異なっています。
 さらに困ったことに、日本語の「食べる」「話す」という「現在形」の動詞は今「現在」する動作を表します。しかしだいたいにおいて英語の「現在形」は過去から未来にかけて反復して行う習慣的な動作を表し、今「現在」のことを表しません。ですから、「I walk」「I sing」「I speak」などの文章を『現在形』と呼ぶほど、煩わしくて誤った(?)名称はないはずです。
 また、日本人の英語は、『現在形』という誤った呼び名に呪われていますので、英語をマスターしようと思えば、英文法の本や英語の教科書の中の中から、「現在形」を消してしまい、「習慣形」と書き直せば分かりやすいと思います。
 例外はもちろんあります。特に「 like」, 「be」, 「need」, 「want」, 「feel」, 「know」などの「状態名詞」は、日本語と同様、今(ごろ)の状態を表すために、現在形を使い、現在進行形はあまり使いません。だが、存在すること、必要とすることを「習慣」とは言えないにせよ、状態名詞は多く「いつものこと」を表していますから、習慣動詞からそう遠く離れていません。
習慣形(旧称「現在形」)が適正であるかどうかを決めるためには、使用としている動詞が、「状態動詞」であるか「動作動詞」であるか、そのどっちかを見分けることが決定的です。上の図をクリックしご参照ください。
 
他にも例外な用法は稀に見かけますが、まずは「I eat」「I walk」「I sleep」などは「習慣形」だと言うことを念頭に置きながら、このクイズをしてみてください。稀な例外は下記の続きを見てみてください。

下記の例外は発信型の英語を勉強しようと思えば、使わなくてもいいものですが、試験の問題に出てきますから、

1)予定されている電車の出発を「I leave by train tomorrow」などと習慣形で表すことがあります。これも「電車の習慣だから」と思えば「習慣形」だと考えれば差し支えないかもしれません。
2)一般的な事実・普遍の心理は習慣形で表します。この類のものは、「The sun rises in the East」(太陽は東に上る)「Flowers do not bloom in winter」(花は冬に咲きません)が典型的な例です。これらも「太陽の習慣」や「花の習慣」を表していると考えられます。
3)ごくまれに、日本語と同様に習慣形は現在の状態を表すことあります。しかし、「Here comes the bus」はその典型であるように、この用法は繰り返して行う習慣(バスの習慣)がHere(ここ)で起きていることを表すことが多いです。
4)ごくまれに、過去のことを物語るときに習慣形を使いますが、これも相手の典型的で習慣的な行動を表すときに使用されています。

ために、「現在形」よりも一貫して「習慣形」という呼び名を使ったほうが理解し易いように思います。


 

Posted by timtak at 12:51 | Comments (6) | 永遠リンク

「5文型」廃止論

2003年06月01日

日本で教えられている「5文型」を疑問に思います。この「5文型」は以下のものだと言われています(このサイトをご参照)。

第1文型: S + V 主語+ 完全自動詞
The rain was failing.
第2文型: S + V + C 主語+ 不完全自動詞+ 補語
He will become a good doctor.
第3文型: S + V + O 主語+ 完全他動詞+ 目的語
The man killed a bear.
第4文型: S + V + O + O 主語+ 完全他動詞+ 間接目的語+ 直接目的語
John gave Mary a book.
第5文型: S + V + O + C 主語+ 不完全他動詞+ 目的語+ 補語
We elected him president.

しかし、これらをそれぞれ違った文型として意識する必要あると思えません。

日本語には自動詞と他動詞がありますから、「S+V+O」に加えて、「S+Vもあるよ」とわざわざ特筆する理由が見えません。「S+V」を「文型」と呼ぶ必要はなく、「日本語と同様、英語の動詞には目的語をとるものと目的語をとらないものがある」という語彙の問題として理解すればよいと思います。

また、He is a doctor "SVC"とHe eats meat "SVO"は違った「文型」なのか?私はこの二つを違った文型と意識しません。たしかに、「is」や「become」などは対等関係を表しますから、S=Cであって、しかしS≠Oではないですが、これも「日本語と同様、対等関係を表す動詞と対象関係を表す動詞がある」という語彙の問題として理解すればよいと思います。

つまり、0の意味を広く理解すれば、I am a doctor = S V Oは(私は)医師です。(S) O Vとして理解できます。

たしかに、前回書いたように「私はうなぎです」という文章がありますが、これは日本文の話題と英文の主語も違いの問題であって,「文型」が違うわけではありません。日本語と英語のこのような「話題・主語」の違いを、英文「文型」を増やすことによって解決するのはくどいと思います。

同様に、英語にも日本語にも、間接目的語をとる動詞があります。「I gave him the book S V O O」 は「(私は)彼に本を上げた (S) O O V」 に十分似ていますからわざわざ別の「文型」と呼ぶ必要はありません。

また、「We made him chairman SVOO」は「(我々は)彼を会長にした。(S)OOV」に似ていますので、これも語彙の問題で、何で別の「文型」にする必要がないように思います。

そもそも、「S」・「V」・「O」という英語文法用語を用いる言い方は理解しにくいですから、

英語:     主語      動詞   (対象後)
日本語: (話題・主語)   (対象語)    動詞

というだけで英文法が理解できると思います。そもそも、文の構造を分析するというより、文全体が意味をなすかどうかを感じてみるのはいかかでしょうか?意味に注目しながら、このクイズをやってみてください。

Posted by timtak at 22:14 | Comments (4) | 永遠リンク

「5文型」廃止論

2003年06月01日

日本で教えられている「5文型」を疑問に思います。この「5文型」は以下のものだと言われています(このサイトをご参照)。

第1文型: S + V 主語+ 完全自動詞
The rain was failing.
第2文型: S + V + C 主語+ 不完全自動詞+ 補語
He will become a good doctor.
第3文型: S + V + O 主語+ 完全他動詞+ 目的語
The man killed a bear.
第4文型: S + V + O + O 主語+ 完全他動詞+ 間接目的語+ 直接目的語
John gave Mary a book.
第5文型: S + V + O + C 主語+ 不完全他動詞+ 目的語+ 補語
We elected him president.

しかし、これらをそれぞれ違った文型として意識する必要あると思えません。

日本語には自動詞と他動詞がありますから、「S+V+O」に加えて、「S+Vもあるよ」とわざわざ特筆する理由が見えません。「S+V」を「文型」と呼ぶ必要はなく、「日本語と同様、英語の動詞には目的語をとるものと目的語をとらないものがある」という語彙の問題として理解すればよいと思います。

また、He is a doctor "SVC"とHe eats meat "SVO"は違った「文型」なのか?私はこの二つを違った文型と意識しません。たしかに、「is」や「become」などは対等関係を表しますから、S=Cであって、しかしS≠Oではないですが、これも「日本語と同様、対等関係を表す動詞と対象関係を表す動詞がある」という語彙の問題として理解すればよいと思います。

つまり、0の意味を広く理解すれば、I am a doctor = S V Oは(私は)医師です。(S) O Vとして理解できます。

たしかに、前回書いたように「私はうなぎです」という文章がありますが、これは日本文の話題と英文の主語も違いの問題であって,「文型」が違うわけではありません。日本語と英語のこのような「話題・主語」の違いを、英文「文型」を増やすことによって解決するのはくどいと思います。

同様に、英語にも日本語にも、間接目的語をとる動詞があります。「I gave him the book S V O O」 は「(私は)彼に本を上げた (S) O O V」 に十分似ていますからわざわざ別の「文型」と呼ぶ必要はありません。

また、「We made him chairman SVOO」は「(我々は)彼を会長にした。(S)OOV」に似ていますので、これも語彙の問題で、何で別の「文型」にする必要がないように思います。

そもそも、「S」・「V」・「O」という英語文法用語を用いる言い方は理解しにくいですから、

英語:     主語      動詞   (対象後)
日本語: (話題・主語)   (対象語)    動詞

というだけで英文法が理解できると思います。そもそも、文の構造を分析するというより、文全体が意味をなすかどうかを感じてみるのはいかかでしょうか?意味に注目しながら、このクイズをやってみてください。

Posted by timtak at 22:14 | Comments (4) | 永遠リンク

「私=うなぎ」ではありません。

2003年05月29日

先週話したように、日本語の「主語」と呼ばれるものは実は「話題」であり、また「です」という動詞は英語の「is/am/are/be」ほど厳密な同等関係を表さないので、日本人は下記のような問題が非常に多いです。


  1. 「私は正直だ」「I am honesty」×(人間が消えて、抽象概念になったか?)
  2. 「私は小柄だ」「I am small build」×、(えっ?)
  3. 「私は足が短いです」を「I am small legs」×(胴体のない足・奇妙!)
  4. 「(私が)高校だったころ」「When I was high school」×(建物か?)
  5. 「日本経済は不景気だ」「The Japanese economy is depression」×(日本が消えた?)
  6. 「私の学校は共学だ」「My school is coeducation」×(学校が消えた?)
  7. 「日本は安全だ」「Japan is safety」×(日本が消えた?!)
  8. 「来年は退職だ」「I will be retirement, next year」× (自分が消える?)
  9. 「(私が)癌になったら」「When I become cancer」×(人間が細胞の塊に?!)
しかし、間違いだということが分かっても、どのように訂正すればよいでしょうか? 1)前回話したように、一つの修正方法は日本語の文章で省略されている主語を復活させることです。例えば、「私はうなぎです」は「私の注文がうなぎです」という文章の略でありますから、I am an eelをMy order is eelと訂正することがでけいます。しかし、このような方法で直せる文章が少ないです。「My legs are small legs」△? 2)そもそも問題が生じるのは主語と述語の不同等ですので、名詞=名詞ではなく、名詞は形容詞だとすればいいのです。このようにすれば、上述の1,5,6,7を下記のように訂正できます。 「私は正直だ」→「I am honest」○ 「日本経済は不景気だ」→「The Japanese economy is depressed」△ 「私の学校は共学だ」→「My school is coeducational」○ 「日本は安全だ」「Japan is safe」○ 3)同様に述語を動詞にすれば、解決できます。「来年は退職だ」→「私は退職します」→「I will retire」○ 4)主語と述語の関係が全体と部分という関係であれば、全体(主語)は部分(述語)を持っている「A has B」というふうに修正できます。例えば上述の2,3,9を下記のように修正できます。 「私は小柄だ」→「私は小柄(な体)があります」「I have a small build」○ 「私は足が短いです」→「私は短い足があります」→「I have small legs」○ 「(私が)癌になったら」→「私が癌を持つようになったら(?)}→「When I have cancer」○  5)述語が主語の状態であれば、英語では「その状態にいます・あります」と言います。このように「日本経済は不景気だ」→「日本経済は不況にあります」→「The Japanese economy is in a depression」○ 「来年は退職だ」→「私は退職にあります」→「I will be in retirement」○ 6)述語が主語が属する集団・母体であれば、上の状態と同様に「主語が集団・母体にいた・あった」と言えます。「(私が)高校だったころ」「(私が)高校にいたころ」「When I was in/at high school」○ 他にも修正方法もありましょうが、上の方法を使ってこの間違った表現のクイズを直してみてください。

Posted by timtak at 19:25 | Comments (0) | 永遠リンク

「私は、うなぎだ」≠「I am an eel」

2003年05月21日

「私はうなぎです」という文章は、日本語教育者の間でも、外国人に理解してもらいにくい文章として有名だそうです。また、「May I take your order」・「ご注文をお伺いします」という質問に対して、日本語では「私はうなぎです」とも言えますが、英語では「I am an eel」とは言えないことが日本人の英語の問題の大きな原因になっていることがよく指摘されます。貴方もこのような間違いをしますか?まずは「I am not an eel」というクイズを受けてください。


日本人の書いた文章には、この類の問題が実に多いんです。私の学生が書いた下記の文章が全部、「I am an eel」と同様に英語にはなっていません。(ネィティブの反応は括弧の中に)


「私は正直だ」「I am honesty」×(人間が消えて、抽象概念になったか?)


「私は小柄だ」「I am small build」×、(えっ?)


「私は足が短いです」を「I am small legs」×(胴体のない足・奇妙!)


「(私が)高校だったころ」「When I was high school」×(建物か?)「日本経済は不景気だ」「Japanese economy is depression」×(日本が消えた?)


「私の学校は共学だ」「My school is coeducation」×(学校が消えた?)


「日本は安全だ」「Japan is safety」×(日本が消えた?!)


同様な問題は将来形の文章:「来年は退職だ」「I will be retirement, next year」× (自分が消える?)


そして「なる」(become)の文章:


「(私が)癌になったら」「When I become cancer」×(人間が細胞の塊に?!)


全て「私はうなぎです」を「I am an eel」と英訳すると同じように奇妙な間違いです。人間や国が、足など別の物体になったり、消えて「safety」などの抽象概念になったりしたという印象をネイティブに与えます。「何々です」という文章が多いから、日本人の英語においてこの問題は実に大きい。 この問題はなぜ生じるでしょうか?ざまざまは説明がありうると思います。 説明1)英語の「X is Y」という文章と、日本語の「AはBです」という文章も、一種の同等関係を表しています。しかし、英語のbe動詞(と「become」)の意味はより正確で狭義ので意味で「=・イコール」(と「=イコールになる」)であり、日本語の「だ」・「です」ほど緩やかではありません。そこで、『英語のbe動詞は厳密な同等性を表します』というのは、一番簡単な説明で、チェックするのも手っ取り早いです。例えば、「X is Y」(「XはYです」)「X will become Y」(「XはYになります」)という文章の中のXとYは本当にイコールかどうかを調べることができ、同等ではない場合は手直す(次回の記事をご覧ください)。


しかし、「私は教師だ」というのをなぜ「I am a teacher」と英訳できるのかという質問に答えるのが難しいです。私は人間であって、教師であるのは1日の半分であって、私の全てでも「イコール」でもありませんので、「am」の対等関係は「より厳密」とかしか言えません。「なぜこれは冠詞「a」の意味と絡んできますから、別の機会に譲りましょう。 説明2)日本語の「主語」はいつも「話題」日本語の文章の中で「は」の前の言葉は、場合に「話題」であったり、場合に「主語」であるといわれます。少なくとも、「私はうなぎです」という文章の中では、「私」は文の話題であって、より具体的な意味をもつ英語の文書の主語に該当しません。「私はうなぎです」というのは、「私に関して言えば、私の注文が、うなぎですよ」という意味で、「私」は話のテーマであって述語の「うなぎです」がつく「主語」ではありません。これは「I am an eel」を修正するためのヒントを得られます。次回、「うなぎ文」の修正仕方を考察しましょう。

Posted by timtak at 15:33 | Comments (2) | 永遠リンク

InterestingとInterestedは動詞

2003年05月20日

「interesting」と「interested」などの感情を表す形容詞の使い分けが難しいのようです。
このInteresting and Interestedテストをしてみてください。

上述のテストは、「...ed」は人間などの主体につくが、「...ing」が物につくという法則で解決できますが、そのわけの分からない気まぐれな区別を覚えるのが難しいでしょう。「The television programme was interested」や「I watched the television programme. I was interesting」のどこが正しくないでしょうか?そもそも*なぜ*「...ed」は主体につくが、「...ing」がものにつくでしょうかとよく聞かれます。

問題は、「I was interested」を「主語 be動詞 形容詞」・({私は}面白かったです)
            「It was interesting」を「主語 be動詞 形容詞」・(あれが面白かったです)と理解すると、なぜ同じ「面白かった」をあらわすために「interested」と「interesting」という二種類の形容詞を使わなければならないのかという理由が見えてきません。

これらの「形容詞」は、「形容詞」として使用されている動詞の分詞です。つまり、形容詞というより、ものごとを形容する(説明する)動詞として理解すればよい。

「I was interested」は「I was hit」と同様に、「主語 助動詞 過去分詞」という受身の文章だと理解できます。すなわち「私は面白くされました」。この「was」は「=」という意味のbe動詞ではなく、受身の文章を構成する助動詞です。

同様に「It was interesting」は「It was shining」・「It was burning」と同様に、現在進行の文章だと理解すればよいと思います。すなわち、「It is interesting」を「それは面白くさせています」。

「I am pleased」・「It is pleasing」を「私はうれしいです。」・「それがうれしいものです。」というのではなく、「私はうれしくされた」「あれは、(われわれを)うれしくさせている」として理解すれば、日本語が不自然ですが、少なくともなぜ二種類の(いわゆる「形容詞」実は)受身と能動の動詞が使用されているかが少しが理解できるのではないかと思いたいです。

さらに突っ込んで考えますと、「interesting」と「interested」の使い分けは、英語文化圏の「普遍主義」に関係がありましょう。英語文化圏では、「ある物が面白い」というのは、誰かの視点から見て十人十色的に、それが面白く感じられたからではありません。英語文化圏では、「あるものが面白い」というのは、そのものが「面白さを内在しており、それを発射しているからだ」という普遍主義的な理解が比較的に主要。「何が面白い」という場合、その何かは性質上、我々を「面白い気分にして*いる*」(interest*ing*, excit*ing*, pleas*ing*)だからです。一方、我々人間は何かを面白く感じると、それは趣味の問題ではなく、あるものに「面白い気分にさ*れた*」(interest+ed*, excit*ed*, pleas*ed* )だからだと考えらるでしょう。

Posted by timtak at 23:56 | Comments (0) | 永遠リンク

日本語の名詞に該当する

2003年05月19日

まずはこのテスト(The Equivalent of Japanese Nouns)をしてみてください。

スコアはどうでしたか?これから答えを説明しますので、テストをするつもりであればこれ下読まないでください。

このテストはかなり簡単なはずで、全ての質問は同じパターンで答えればよいですが、日本人にとってけっこう難しい。このテストでは全ての質問の答えとしては複数形の名詞を選択すればよいです。

複数のない多くの日本語の名詞は単数に見える。「私は本が好きだ」という文章の中の「本」を「book」「a book」あるいは「the book」と訳するのは自然にみますが、実は「books」が相応しい。なぜなら、思うに、日本語の名詞は英語の単数名詞ではなくて、英語の不可算名詞か複数形名詞に該当すると思う。

そこで、「私は水が好きだ」を「I like water」と訳するのは、不可算名詞の場合、日本語も英語も複数形がないですから、簡単ですが、「book」などの数えられる名詞だったら、日本語の「本」は複数形の「books」に該当することが多いです。「book」や「a book」や「the book」は一冊の本だけを指します。そこで、私はよく本を読む」「私は本が好き」などいう文章では英語の複数形を使うとよいです。それは(日本人に好まれる)「私は何々が好きです」という文章だけではなく、日本の経済、昔の自分の習慣、ある国民の性質などなど、一般的な話の場合、複数形が極めて多いです。特に、学生のエッセイには「どんどん複数形を使ってください」と進めています。意外なことに、日本の名詞に該当するのは英語の複数形名詞だという場合が多いからです。


Posted by timtak at 23:28 | Comments (2) | 永遠リンク