2003年05月19日

日本語の名詞に該当する

まずはこのテスト(The Equivalent of Japanese Nouns)をしてみてください。

スコアはどうでしたか?これから答えを説明しますので、テストをするつもりであればこれ下読まないでください。

このテストはかなり簡単なはずで、全ての質問は同じパターンで答えればよいですが、日本人にとってけっこう難しい。このテストでは全ての質問の答えとしては複数形の名詞を選択すればよいです。

複数のない多くの日本語の名詞は単数に見える。「私は本が好きだ」という文章の中の「本」を「book」「a book」あるいは「the book」と訳するのは自然にみますが、実は「books」が相応しい。なぜなら、思うに、日本語の名詞は英語の単数名詞ではなくて、英語の不可算名詞か複数形名詞に該当すると思う。

そこで、「私は水が好きだ」を「I like water」と訳するのは、不可算名詞の場合、日本語も英語も複数形がないですから、簡単ですが、「book」などの数えられる名詞だったら、日本語の「本」は複数形の「books」に該当することが多いです。「book」や「a book」や「the book」は一冊の本だけを指します。そこで、私はよく本を読む」「私は本が好き」などいう文章では英語の複数形を使うとよいです。それは(日本人に好まれる)「私は何々が好きです」という文章だけではなく、日本の経済、昔の自分の習慣、ある国民の性質などなど、一般的な話の場合、複数形が極めて多いです。特に、学生のエッセイには「どんどん複数形を使ってください」と進めています。意外なことに、日本の名詞に該当するのは英語の複数形名詞だという場合が多いからです。


Posted by timtak at 2003年05月19日 23:28
Comments

centimeterのような単位の名詞の場合は、どのようなときに複数形になるのですか?

Posted by: 小原 at 2004年02月03日 22:21

普通のように「s」がつきます。
centimeters
meters
kilograms
miles
yards
pounds
dollars
しかしたまには
one yen two yen

Posted by: timtak at 2004年02月03日 22:30